2013年9月20日金曜日

フォントのふしぎ


どうも。


Daigoです。



最近ハマった本のお話です。



昔からデザインというか、まぁ、妄想みたいなものなんですが、



あれこれ考えているのが好きで、



最近ではウェブサイトも自分で作ってみたり、あれこれやっていると、



「フォント」の重要性ってのをひしひしと感じるんですよね。



そんな「フォント」の事を書いた本です。








「フォントのふしぎ」



フォントに関する話がとても平易で読みやすく書かれている本です。



「ふしぎ」をわざと漢字では無く、ひらがなにしている所に



その内容の表現方法が表されているなと感じます。



フォントに関する興味もそうですが、



その世界の一線で働いている方の話はとても興味深く、為になり



大好きなジャンルです。



特にこの本の作者であり、フォントデザイナーの小林章さんの文章は、



「フォントの世界を知らない人にも、その素晴らしさを知ってもらいたい」



といった「フォント愛」とでも言うのでしょうか、そんな思いが綴らられていてとても素敵です。



さて内容ですが、



高級ブランドやスポーツカー、



家電製品や食べ物のパッケージ、



等々、それぞれの製品を象徴した様々なフォントが使われているのが紹介されています。



速い車には速そうなフォント



高級な物には高級そうなフォント



印象付けられるインパクトのあるフォント・・・



無意識の領域で、自分もかなり影響を受けているんだろうなぁなんて思います。



そしてフォントの世界って、かなりトラディショナルで、



これは伝統芸能とか、車のカスタムにも通ずるなって思えるのですが、



「普遍性」を秘めているんですね。



例えばローマの碑文って、



現在のオーソドックスなフォントのベースになっているみたいなのですが、







これは、最初から下から見上げる事を想定して、バランス良く見える様に、



上に行くほどフォントは大きく、文字間も広くなっているそうです。



こんな昔からそんな事を考え、それが現代でもベースになっているって



スゲーッ!と思うわけです。



そして、自分は日本人なので英語を使うときは



「これ、あってるのかな?」



なんて、規則性を気にしてしまうのですが、







なんだよこのヒゲ!



・・・・・



いやいや、ヒゲじゃなくて「BRAUN」のフォントを見てみてください。



実は「BRAUN」じゃなく「BRAUn」なんですね。



Nが小文字のn。



え?あり?・・・なんですか?



となりますよ。



あれ、意外とフォントの世界って自由なんだな・・・



いや、デザインなんだから自由でいいじゃん!



って思った瞬間でした。



そうやって見ると・・・





「SUMMIT」もそうでした。



なんかちょっと、自分で創造性の、表現の限界作ってたなぁなんて思う今日この頃。



もっと自由で、思ったままにやってみればいいんじゃない?



なんて発見出来た、良い本です。



みなさんも普段から気にしていると結構面白いですよ!



興味ある方は是非!



ではまた。








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